すぎい小児科クリニック(東京都八王子市大和田町)

小児科、アレルギー科
小児一般・アレルギー疾患
乳児健診・予防接種
すぎい小児科クリニック
東京都八王子市大和田町5-10-2
SYOJIビル1階
電話番号:042-634-1975

よくある質問

受診するには予約が必要ですか?

予防接種と乳幼児健診は完全予約制です。


ベビーカーで入れますか?

はい。全てのエリア(待合室、診察室、通路、トイレ)にベビーカーのまま入ることができます。


自転車で行けますか?

はい。建物裏に駐輪場があります。


乳幼児健診と同時に予防接種を受けることはできますか?

はい。WEB予約の際は、予約の種類の選択時に「乳幼児健診と予防接種の同時予約」をご選択ください。お電話でのご予約も承ります。


1歳健診は受けられますか?

はい。自費(3,000円)ですが、可能です。


予防接種は予約なしでも受けられますか?

ワクチンの在庫があれば可能ですが、在庫がない可能性がありますので、予約をおすすめいたします。3診療日前までWeb予約可能です。


お薬について

お薬を飲ませる・使う際に守っていただきたいこと

必ず医師からの指示通りに使用し、保護者の判断で勝手に中止したり、飲み方・使い方を変えたりしないでください。

残ったお薬は取っておかずに処分してください。
お薬はその時の症状や年齢、体重に合わせて処方されているため、似ている症状だからといって必ずしも前のお薬が使えるとは限りません。
お薬が必要になったときは、新しく医師にお薬を処方してもらいましょう。

お薬は、日が当たらず湿気の少ない場所に保管してください。
ただし、シロップ薬・坐薬は冷蔵庫に保管してください。
また、お子さまが誤って飲んだりしないように、お子さまの手の届かないところに保管してください。


お薬を上手に飲ませる・使うために知っておいてほしいこと

お薬を上手に飲めたときはほめてあげましょう。
ほめてもらうと子供はうれしくなり、次も嫌がらずにお薬を飲むようになることがあります。
また、お薬を飲めないとつい叱ってしまいがちですが、叱られたことでそれが嫌な思い出となってしまい、お薬が嫌いになってしまうことがありますので気を付けましょう。

お子さまにお薬を使う理由を話してみましょう。
理由を理解することで、お薬をきちんと使えるようになることがあります。
また、お薬を使って症状がよくなったら、「お薬を使ったからよくなったんだよ」と伝えておくことも効果的です。

お薬によっては、剤形(粉薬・シロップ薬・錠剤など)を選ぶことができるものもあります。
お子さまが好む剤形がある場合は、あらかじめ医師に伝えておきましょう。

お薬を飲んでアレルギー反応や副作用が現れるなど、からだに合わないお薬があった場合や、食べ物アレルギーがある場合は、そのお薬や食べ物の名前をおくすり手帳に記入しておき、受診時に医師に見せましょう。

このブログでご紹介する方法によってお薬を使うことに慣れてきましたら、飲み薬は水で飲むなど、少しずつ大人と同じような使い方ができるようにしていきましょう。


お薬をいつ飲ませたらよいか

~新生児、乳児の場合~

1日3回のお薬は、おおよそ朝・昼・夕の5~6時間間隔で、授乳時などに合わせて飲ませます。


~幼児の場合~

1日2回のお薬は、朝と夕(例えば朝7時頃、夜7時頃)、1日3回のお薬は起きている時間を3等分して(例えば朝8時頃、昼2時頃、夜8時頃)飲ませます。
保育園や幼稚園などの事情により昼飲めない場合には、行く前と帰ってからと寝る前などのように3回飲ませるといった方法もあります。
なお、保育園の帰りが遅いなどで時間が合わない場合は、1日2回飲ませればよいお薬もありますので医師に相談してみてください。

授乳後や食後だと、おなかがいっぱいでお薬を飲めなかったり食べ物と一緒に吐いたりすることがあります。
子供用のお薬は空腹時に飲んでも副作用や効果に影響があるようなお薬は少ないため、授乳前や食前に飲ませるといった方法もあります。
食事がとれなくても、お薬は飲ませなくてはいけません。
また、お薬を飲ませる時間に寝ている場合は、時間がきたからといって無理に起こさず、起きたときに飲ませ、そのあとは5~6時間あけて飲ませます。


粉薬の飲ませ方

通常、粉薬は水と一緒に飲みますが、小さなお子さまの場合、粉薬の味やざらつきを嫌がり、飲めないことがあります。
お子さまが粉薬を初めて飲む場合や、飲むのを嫌がる場合の飲ませ方の工夫をご紹介します。
ただし、お薬を水や飲食物に混ぜる場合、混ぜてから時間が経つとお薬の成分が変化してしまうことがあるため、お薬は飲ませる直前に1回分だけを混ぜるようにし、作り置きはしないでください。


~乳児(1ヶ月~1歳未満)にお勧め~

その1
小さな容器の中に粉薬をあけ、数滴の水を加えて、ペースト状に練ります。
手をきれいに洗って、練ったお薬を指先につけ、口の中に塗りつけます。
舌の上に塗ると苦味を感じるため避けるとよいでしょう。
そのあとはお薬が口の中に残らないように、飲み物を飲ませます。


舌の上は避けて
頬の内側や上あごに塗りつける

その2
小さな容器の中に粉薬をあけ、少しずつ水を加えて、シロップ状(液体)にします。
溶かしたお薬をスプーンやスポイト、哺乳瓶の乳首*を使って飲ませます。
そのあとはお薬が口の中に残らないように、飲み物を飲ませます。

【ワンポイントアドバイス】
*哺乳瓶の乳首を使う場合、穴が狭く、お薬が十分に出ないことがあります。
薬用の乳首(穴を少し大きく開けたもの)を用意しておくのがお勧めです。


穴を開けておく

~幼児(1~5歳)にお勧め~

この時期のお子さまが好むお薬の飲み方には個人差があるため、次に記した中からお子さまに合った方法を選ぶのがよいでしょう。

その1
粉薬に水を少量(5mlから始めて20ml位まで)加えて溶かし、飲ませます。
そのあとはお薬が口の中に残らないように、飲み物を飲ませます。

その2
1回分のお薬の入った袋の口を切り、袋の中にスプーンで極少量(スプーン1杯以下)の水を入れます。
手早くかき混ぜて、そのスプーンでお子さまの口のやや奥にお薬を入れます。
そのあとはお薬が口の中に残らないように、飲み物を飲ませます。

その3
次のようなものを使うことで、お薬のにおいや苦味を感じにくくすることができ、飲みやすくなります。

○オブラート
口の中にくっつきやすいため、オブラートの外側を水でぬらし、とろみを出して飲ませるとよいです。
袋型やフルーツ味のオブラートなど様々なタイプがあります。

○服薬補助ゼリー
ゼリーにお薬を混ぜるのではなく、ゼリーの上にお薬をおき、さらにその上をゼリーで包むようにして飲ませます。

その4
そのまま水で飲めない場合は、粉薬に好みの食べ物を少量(スプーン1~2杯位)加えて食べさせます。
そのあとはお薬が口の中に残らないように、飲み物を飲ませます。
均一に混ぜるよりも、粉薬をはさむようにして食べさせるとよいようです。
混ぜるとお薬が飲みやすくなる飲食物については、下の「混ぜると飲みやすくなる飲食物」を参考にしてみてください。


混ぜてはいけない飲食物

ミルクやごはんは栄養源であるため、混ぜないでください。
味が変わって
飲み残したり、ミルク嫌い、ごはん嫌いになったりするおそれがあります。
また、炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁の多いジュースなどは、お薬の吸収や効果に影響を与えてしまうので、混ぜないでください。
1歳未満の乳児には乳児ボツリヌス症を発症する危険性があることから、はちみつは与えないようにしてください。


混ぜると飲みやすくなる飲食物

味や香りが強いものはお薬の味を感じさせることなく飲ませることができます。

例)ヨーグルト、アイスクリーム*、ジャム、プリン、ジュース、チョコレートクリーム、コンデンスミルクなど
*アイスクリームは、舌を冷やし、一時的に神経を麻痺させて、味を感じにくくします。

お薬によっては飲食物を混ぜると逆に苦味が増して飲みにくくなったり、お薬の効果が弱くなったりするものもあります。
ご紹介したものは一例ですので、お薬ごとの飲み合わせについて気になる場合は薬剤師に相談してください。

【ワンポイントアドバイス】
◎たくさんの量の食べ物を混ぜてしまうと、食べきれなかったときに必要な量のお薬が飲めないことになります。
混ぜる食べ物の量はできるだけ少なくし、確実に食べたあとに続けて飲み物を飲ませて後味を消してください。

◎混ぜるときは、まず少量だけ混ぜて、必ず保護者の方が味見をしてみてください。
ただし、味覚には個人差があり、また大人と子供でも異なるため、大人がよいと思ってもお子さまが上手く飲めない場合もあります。
ひとつの食べ物で上手くいかない場合でもいくつか試してみてください。

◎食べ物にお薬を混ぜているところをお子さまに見せないようにしてください。
食べ物を見ただけでお薬が混ざっていると思い、その食べ物を嫌いになることがあります。


シロップ薬と粉薬が一緒に処方されているとき

シロップ薬に粉薬を溶かして飲ませることもできます。

ただし、混ぜてから時間が経つとお薬の成分が変化してしまうことがあるため、お薬は飲ませる直前に1回分だけを混ぜるようにし、作り置きはしないでください。


ジュースなどに混ぜるとき

シロップ薬を飲むのを嫌がる場合は、お茶やジュースなどの飲み物に混ぜてもかまいません。
ただし、混ぜてから時間が経つとお薬の成分が変化して
しまうことがあるため、お薬は飲ませる直前に1回分だけを混ぜるようにし、作り置きはしないでください。

【ワンポイントアドバイス】
◎たくさんの量の飲み物に混ぜてしまうと、飲みきれなかったときに必要な量のお薬が飲めないことになります。
 混ぜる飲み物の量はできるだけ少なくし、確実に飲んだあとに続けて飲み物を飲ませて後味を消してください。

◎炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁の多いジュースなどは、お薬の吸収や効果に影響を与えてしまうので、混ぜないでください。


坐薬のつかい方

年齢や体重によって量がきまりますので、坐薬を切ってつかう場合があります。切るときは、中身を出さずにカバーの上から、はさみやカッターで切ります。
オリーブ油やベビーオイルを塗ると入れやすくなります。赤ちゃんにはおむつを替える体勢で入れてください。

【すぐに便が出たら】
入れた坐薬がすぐに便と一緒に出てしまった場合は、もう一度"新しい"坐薬を入れてもかまいません。
入れてからしばらくたった後なら、追加しないほうがよいでしょう。30分以上たっていれば、ほとんどが吸収されています。